とんぼ玉

ー この風変わりな名前を持つ小さな玉のことを、ご存じですか?

 

とんぼ玉とは簡単に言うと、色模様のついたガラス玉で、紐を通す穴の開いた装飾玉のことです。

元々は表面に円模様をあしらった、とんぼの眼を思わせるガラス玉のことを、江戸中期頃から「とんぼ玉」とよんでいたそうです。

現在は紐通し穴のあるガラス玉類を総じて「とんぼ玉」と呼んでいます。これは日本独特の名称で、他の国ではこれに対応する呼び名はないようです。

欧米ではglass beadsの中に含まれます。

 

とんぼ玉の歴史は古代までさかのぼり、メソポタミアでは古代バビロニア王国で紀元前16世紀頃から、エジプトでは紀元前15世紀頃からガラス製の玉が作られるようになりました。そして、現在まで3500年にわたり世界各地で多種多様なとんぼ玉が作られ、多くの人々を魅了し続けています。

元となるガラス棒を、まずバーナーの炎で30秒ほど余熱後、それから炎に入れて溶かします。700~800度の温度で溶けていきます。
元となるガラス棒を、まずバーナーの炎で30秒ほど余熱後、それから炎に入れて溶かします。700~800度の温度で溶けていきます。
玉にするためのガラスを溶かしています。メガネは炎から眼を守るため、マスクは高温から皮膚を守るためです。
玉にするためのガラスを溶かしています。メガネは炎から眼を守るため、マスクは高温から皮膚を守るためです。
柔らかくなったガラスを、ほしい分量だけステンレスの棒に巻き取ります。ステンレス棒に着いている白いものは、離型剤というもの。ガラスが棒にくっつかないようにするための薬剤です。
柔らかくなったガラスを、ほしい分量だけステンレスの棒に巻き取ります。ステンレス棒に着いている白いものは、離型剤というもの。ガラスが棒にくっつかないようにするための薬剤です。
巻き取ったガラスを丸くするためと、穴を中心にするためにステンレス棒を水平に保ちながらガラスのバランスをとる作業です。
巻き取ったガラスを丸くするためと、穴を中心にするためにステンレス棒を水平に保ちながらガラスのバランスをとる作業です。
細く引いたガラス棒を、丸くなったガラスの上に一本の線として乗せていきます。
細く引いたガラス棒を、丸くなったガラスの上に一本の線として乗せていきます。
一本の細く引かれたガラスの線を、溶かして流れるような模様にします。
一本の細く引かれたガラスの線を、溶かして流れるような模様にします。
先ほどの完成した玉をカルライトという、ガラスを徐々に冷ます除冷剤の中に30~50分入れます。これで完成です。
先ほどの完成した玉をカルライトという、ガラスを徐々に冷ます除冷剤の中に30~50分入れます。これで完成で